こんにちは!もんちです・ω・)ノ
もこもこ刺繍が作れる「フリーステッチングニードル」という商品を知っていますか?
ペンに似た刺繍針を布に突き刺して進むだけで、簡単にかわいいモコモコ刺繍のワッペンやブローチが作れる刺繍道具です。
フリーステッチングニードルで突き刺した刺繍は、突き刺した表の面から見ると普通の刺繍になっています。
そして、背面から見ると刺しゅう糸がループ状になってモコモコしています。
フリーステッチングニードルで布に何度も針を突き刺して、このループ状のモコモコ刺繍を密集させることで、もこもこの刺繍が簡単に作れます。
引用元:FELISSIMO【フェリシモ】
上の画像のもこもこ刺繍は、【フェリシモ】で販売されている「フリーステッチングニードル」の刺繍キットです。
気になる人はフェリシモ公式サイトで「フリーステッチングニードル」と検索して見てみて下さい。
フェリシモでも人気の高いもこもこ刺繍ですが、刺しゅうの刺し方やもこもこをきれいに作るコツなどの情報はまだまだ少ないです。
そこで、この記事では、突き刺すだけで「もこもこ刺繍」や「サテンステッチ」の刺繍が簡単に出来る、フリーステッチングニードルの使い方をまとめました!
もこもこ刺繍が作れるフリーステッチングニードルの使い方と材料
まずは、フリーステッチングニードルの使い方と、始める為に必要な材料や道具をまとめました。
- フリーステッチングニードル
- 刺繍糸25番(通販でのまとめ買いがお得)
- フリーステッチングスタンド(あれば刺しやすくなります)
- フリーステッチングフープ(ニードル専用の刺繍枠である方が刺しやすい)
- フリーステッチングで使える接着ボンド(糸抜け防止に使います)
- 目の詰まっている生地(麻、ガーゼなどは不向き)
フリーステッチングニードルを始める為のスタートキットも販売されています。
練習段階では沢山の失敗もするので、100均で揃えられる材料は100均で揃えた方が節約になります。
と思うかもしれませんが、フリーステッチングで作った刺繍はただ突き刺しているだけなので、縫って刺繍しているわけではありません。
だから、フリーステッチングで使える接着ボンドでほつれ止めをしていない状態だと、糸を引っ張るだけで簡単に刺繍は抜けてなくなります。(※下の写真参照)
フリーステッチングで作りたい図案を刺繍した後は、必ずほつれ防止で接着しないと抜けてしまいます。
100均の材料で揃えると材料費の節約になります。
ただ、本番でTシャツや帽子に刺繍をしたり、モコモコのブローチを作って販売したりする場合は、100均の刺繍糸や接着剤はあまりおすすめではないです。
100均の刺繍糸と定番の安いDCMの刺繍糸を比べても、完成後の刺繍糸の毛羽立ち具合が全く違い、DCMの刺繍糸の方が毛羽立ちが少なく仕上がりも綺麗です。
100均の接着剤も同様に理由で、完成度や耐久性に差が出てくるからです。
失敗の多い練習段階では100均の材料を使って、本番では手芸屋さんでフリーステッチングで使える接着ボンドや刺繍糸を使う方がおすすめです。
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フリーステッチングニードルの糸の通し方
刺繍を始める前に、フリーステッチングニードルに刺繍糸を通します。
フリーステッチングニードルを購入すると、専用の長い糸通しと3本取りの刺繍針が付いています。
糸は手芸屋さんにある刺繍糸25番を使います。
刺繍糸25番って何?
と思った人は、【刺繍糸25番の使い方とおすすめメーカー4選!】の記事を見てみて下さい。
刺繍糸25番について詳しく紹介しています。
刺繍糸25番は、細い糸が6本束になって一本で販売されています。
3本取りのフリーステッチングニードルの針を使う場合には、6本の糸から3本だけを抜いて束ねて使います。
6本取りと3本取りでは、刺繍糸の太さが全然違います。
フリーステッチングニードルの3本取りの針を使っているのに、6本取りの刺繍糸を通して刺繍をしていたりすると、やっぱりフリーステッチングは上手く出来ません。
布に突き刺しても糸が一緒にするりと抜けて失敗してしまいます。
糸を分ける作業が面倒な場合は、買ってきた刺繍糸の6本取りをそのまま使える6本取りの針や、ニードルパンチのように毛糸でフリーステッチングが出来る極太針を使います。
フリーステッチングの極太針で使える毛糸は中細毛糸です。
100均で販売されている毛糸はほとんどが並太毛糸なので、100均の毛糸はほとんどが使えません!
糸の準備が出来たら、フリーステッチングニードルに針を固定して刺繍糸を通します。
まず、針に付いている1〜5段階の目盛に合わせて、フリーステッチングニードル専用の針をセットします。
1〜5段階の目盛の設定で刺繍糸で作るループの長さを決めるのですが、説明書きによると平均設定の目盛が3となっています。
目盛に合わせて針をセットする時には、針先端の斜めにカットされて見える部分と、フリーステッチングの持ち手の部分にある出っ張り部分の位置が揃うようにします。
針と持ち手の位置がきっちりと揃ったら、緑の部分を回転させて針を締めて付けて固定させます。
これで、フリーステッチングニードルの専用針の取り付けは完了です。
続いて、当記事で使用したフリーステッチングニードルの3本取りの針に、3本取りした刺繍糸を通していきます。
フリーステッチングニードル専用の長い糸通しを針の先端から通して、持ち手の後ろまで突き抜けさせます。
フリーステッチングニードルの持ち手の後ろに飛び出た糸通しに刺繍糸を通して、手前に引き抜けば針に糸が通ります。
これで針に糸が通りましたが、フリーステッチングニードルは独特な糸通しの方法なので、針先端にある小さな穴にもう一度糸通しを通します。
突き抜けた糸通しの先に糸を通して、糸通しを手前に引き抜き抜くと、針先の穴に糸が通ります。
これで、フリーステッチングニードルの刺繍糸通しの完了です。
フリーステッチングニードルは、使える針の種類が3種類あります。
どの太さの針を使った場合でも、専用の糸通しを使っての刺繍糸の通し方は同じです。
針の太さ | 使い道の例 |
フリーステッチングニードル(針先:3本取り) | 細かなステッチや文字を書く時に使いやすい。 |
フリーステッチングニードル(針先:6本取り) | モコモコ刺繍や図案の中を埋める塗り絵のような刺繍で使いやすい。 |
フリーステッチングニードル(針先:極太) | ニードルパンチのような超モコモコ刺繍が作れる。毛糸やリボンも使える。 |
どんな感じでフリーステッチングニードルがしたいのかを考えて、針を使い分けて刺繍を作っていきます。
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フリーステッチングニードルを使うモコモコ刺繍のやり方
フリーステッチングニードルで使う生地は、目が詰まっているものを使います。
ガーゼや麻素材などの生地を使うと、フリーステッチングニードルを刺して抜いた時に、刺繍糸も一緒に抜けてしまいます。
100均でも手に入る生地でフリーステッチングニードルに向いているのはデニム生地です。
または、綿100%で目が詰まっていて少し厚みのある生地も相性が良いです
この他で刺繍におすすめの生地については、「刺繍がやりやすい布の選び方」で紹介しています。
フリーステッチングニードルは刺繍をする生地に下絵を写して刺繍を始めるのですが、最初は上手くいかないことが多いです。
なので、取り敢えずは何も書かずにプスプスとフリーステッチングニードルの針を刺して練習してみた方が良いです。
初めてのフリーステッチングニードルで細かな図案を描くと、時間をかけて書いた下絵通りに刺繍が出来ないことが多いです。
コツや刺したモコモコ刺繍の雰囲気が掴めるまで、とにかく適当にプスプスと刺して練習をしてみるのが◎!
まず、刺繍枠にフリーステッチングニードルで使う生地を張ります。
この時に、ポンポンと跳ね返りがあるくらいにしっかりと布を張っている状態にしないと、フリーステッチングニードルを刺して抜くという作業が上手くいきません。
刺繍枠の選び方については、「刺繍枠のおすすめ3選と使い方やサイズの選び方!」で紹介しています。
刺繍枠に生地を固定したら、フリーステッチングニードルの針でプスプスと刺していきます。
この時に「フリーステッチングスタンド」があれば、机に置いた状態でプスプスと突き刺すことが出来ます。
フリーステッチングスタンドは絶対に必要な道具ではありませんが、手で持ったままよりもラクにフリーステッチングニードルで針を突き刺す作業ができます。
フリーステッチングニードルで刺繍をする時は、持ち手の部分にある出っ張り方向に進んで刺していきます。
針のセッティングが間違っていると、針を刺す進行方向が合っていても上手く刺繍が出来ません。
針先端の斜めカット部分とフリーステッチングニードルの持ち手の出っ張り部分が合っているのかの確認も忘れずに!
まず、フリーステッチングニードルの針の根本まで突き刺します。
次に、生地のギリギリまで針を抜き取って、生地の上を滑らせるように次の場所を突き刺します。
突き刺したフリーステッチングニードルの針を抜いた時に、生地から離し過ぎてしまうと上手く刺繍が出来ません。
抜いた針先は生地の上に触れるくらいまでしか持ち上げないように注意します。
上記の方法で針を何度も突き刺しては抜いてを繰り返して進んでいくと、ミシンで縫ったかのようなステッチを刺繍することが出来ます。
裏面は刺繍糸で短いループが出来ています。写真の長さのループだと、フリーステッチングニードルの針の目盛を3に合わせています。
このループを密集させて刺すことでモコモコ刺繍が作れます。
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初心者のもこもこ刺繍の練習には図形がおすすめ
最初から凝った図案を作成してもなかなか上手くいかないと思ったので、星型をただ埋め尽くすという練習をしてみました。
すると、思ったよりも綺麗に刺繍が刺せなくて、刺繍糸が飛び出てしまうことも多々起こってしまいました。
初めてフリーステッチングニードルで刺繍をしてみて、最初の練習に向いているのは、「○△□」などの簡単な図形や、角が多い星型などが良いと感じました。
星型などの角が尖っている形は、表の面で見ると綺麗に刺せていても、モコモコの面を確認すると綺麗に星型にモコモコ感が出ていなかったりもします。
モコモコ刺繍をする場合には、モコモコ面の埋まり具合や見え方を確認しながら針を突き刺すと、モコモコ感を綺麗に整えながら刺せます!
刺繍すら未経験の私でも、フリーステッチングニードルを使うとモコモコ感をしっかりと出すことが出来ました。
モコモコした円の図形や簡単なアルファベットくらいならば、少し練習すればコツを掴んで簡単に楽しめるようになれると思います。
フリーステッチングニードルでモコモコ刺繍をすることは簡単です。
だけど、スヌーピーなどの細かな図案通りに綺麗に形を整えたり顔を描いたりするには、かなりの練習が必要なのでは?と感じました。
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フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍の糸抜け防止のやり方
フリーステッチングニードルで刺した刺繍糸は、生地に縫い付けているわけではなくてただ刺さっているだけです。
だから、刺繍糸の端を引っ張ると、プチプチと簡単に糸が抜けてしまいます。
フリーステッチングニードルで刺した糸が抜けないようにするには、背面から糸と生地を接着させる必要があります。
フリーステッチングニードルでした刺繍の裏面処理で使うボンドの種類
フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍が抜けないようにするためには、フリーステッチングニードルで突き刺した糸の背面をボンドで固める必要があります。
この時に使う接着剤には、専用の「フリーステッチングボンド」も販売されています。
でも、実はこのボンドは通販でも手芸屋さんでもなかなか売っていません。
そこで、代用出来るものはないのかと調べてみると、デコパージュや布用ボンドを使っていたりしている方もいました。
もっともっと調べてみると、
フリーステッチングニードルを販売しているクロバー株式会社のHPでも、フリーステッチングニードルの背面処理の紹介で布用ボンドを使っていました。
クローバー株式会社のHPで紹介されているフリーステッチングニードルを使ったハンドメイドレシピで使われていたのは、洗濯も可能で水に強い布用強力ボンドでした。
もこもこ刺繍のほつれ防止の背面処理で使える布用強力ボンド「貼り仕事」は、バックが作れるくらいの強力なボンドです。
フリーステッチングのほつれ防止だけではなくて、よく洗濯するようなパンツの裾上げや、子供のお名前ワッペンの接着にも使いまわせる点も使い勝手がイイです。
もこもこ刺繍の糸抜けをボンドで固める方法
フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍の背面処理の方法は凄く簡単です。
まず、刺繍の裏側全体に布用強力ボンドを均等に塗り拡げて、アイロンがくっつかないシリコンペーパーを重ねます。
アイロンを押し当てて10秒くらい圧着して、シリコンペーパーを剥がします。
布用ボンドが塗れていない部分がないのか確認をして、なければ1日置いてしっかりと完全に乾かします。(※ 完全に乾くには約24時間置いておく方が良いと紹介されています。)
引っ張るだけで解けていたフリーステッチングニードルの刺繍糸も、布用強力ボンドがしっかりと乾けば、生地をどんなにぐにゃぐにゃに曲げても引っ張っても解けなくなります。
以上が、フリーステッチングニードルでモコモコ刺繍とサテンステッチ(ミシンで縫ったようなライン刺繍)を刺した後にする、布用ボンドを使ったほつれ防止の裏処理の方法です。
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もこもこ刺繍が作れるフリーステッチングニードルはコツが必要
フリーステッチングニードルは、簡単に刺繍が出来るというニュアンスの売り文句で紹介されています。
でも、スヌーピーなどの人気キャラクターのモコモコ刺繍は簡単には作れません。
何の練習もせずにいきなり複雑なイラスト図案で作ろうしても、よっぽど器用でない限りはこんな結果になると思います。
モコモコの刺繍を作ることは確かに簡単です。
でも、全くの刺繍の初心者が何も練習せずに、最初からスヌーピーなどのキャラクターで綺麗なモコモコ刺繍が作れる程に簡単なものではありませんでした。
やっぱりコツも必要だし、作品には上手い下手もしっかりと出ます。
ただ、上手い下手は置いておいて、誰でも簡単にモコモコの刺繍が作れることは確かだと感じました。
また、フリーステッチングニードルはモコモコ刺繍だけではなくて、ミシンで縫ったかのような綺麗なラインも描けます。
フリーステッチングニードルを使わない普通の刺繍で最初に揃えるべき道具の数々は、「刺繍の初心者が最初に揃える必要がある道具と本!」で紹介しています。
また、簡単な基本のステッチを7種類覚えるだけでスヌーピーの刺繍が作れる「基本のステッチの作り方」は、【初心者でも簡単にできる縫い方!】で紹介しています!
毛糸で作る「パンチニードル」のもこもこ刺繍キットもおすすめ!
フリーステッチングニードルは刺繍糸で作るもこもこ刺繍ですが、「パンチニードル」という細い毛糸を使って作るもこもこ刺繍もあります。
「パンチングニードル」の刺繍キットは、Amazonや楽天市場でもたくさん販売されています。
もしも、
刺繍糸よりももっとモコモコとした刺繍を作りたい!
と思うのならば、「フリーステッチングニードル」ではなく「パンチニードル」がおすすめです!
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まとめ:フリーステッチングニードルはかわいいもこもこ刺繍が作れる!
フリーステッチングニードルを使えば、刺繍の初心者さんでもプチプチと針を刺すだけでもこもこ刺繍が作れます。
ただし、いきなり細かな図案で挑戦すると失敗してしまう可能性があるので、まずは直線や図形などのシンプルな図案から挑戦してみて下さい。
フリーステッチングニードルは少しのコツや練習が必要になるので、まずは初心者さんでも簡単にもこもこ刺繍が作れる「もこもこ刺繍のキット」がおすすめです。
また、刺繍糸ではなくて毛糸でもこもこを作る「パンチングニードル」もかわいいです。
引用元:FELISSIMO(フェリシモ)
上の画像は毛糸で作ったもこもこで、【フェリシモ】で販売されているパンチングニードルの専用キッドです。
気になる人は【フェリシモ】公式サイトの検索フォームに「パンチングニードル」と入力して検索してみて下さい。
刺繍のやり方やワンポイント刺繍がたくさん紹介されているおすすめの刺繍本は、「刺繍の初心者におすすめの本18選!」で紹介しています。
今日はここまで〜
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